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実写化はスクリーンにまで発展しました

原作漫画の人気なのか、それともテレビドラマの人気なのかは分かりませんが、荒川アンダーザブリッジがなんと劇場スクリーンとして登場すると続報を受けたとき、筆者は一瞬呆然としてしまった。何を隠そう、本音を漏らしてしまうとアニメもかなりコアな作品であるとして受け入れられる人を選んでいたはずで、そしてテレビドラマもその影響を思いっきり受けるだろうと考えていたが、そんな矢先での映画化だ。ただもしかしたら初めから映画化まで製作することが考えられていたのかもしれないが、その点に関しては今どうこう議論することでもないだろう。

映画の内容としては原作、つまりテレビドラマを最初から映画形式で放送することになっている。すでに内容をテレビドラマにしている中での、最初から映画館で見ることになるというわけだが、実際ドラマを見た人にとっては正直少し退屈してしまう話になってしまうかもしれない。ただ内容に関しては中々の高評価を受けており、公開スクリーン172ヶ所という映画公開としてはそれほど規模の大きくない作品として公開されながらも、公開2日で興行収入5,000万円突破、観客動員数約43,000人という数字を叩き出す。規模と大きさ、そして内容のコアさなどを考えれば納得できる数字かもしれない。実はそれなりに人気などを博していたということが伺える、やはりそれも原作の良さを生かしているからこそなのかもしれない。

では劇場版ではどのようなストーリーが展開されているのだろう、ここで少しあらすじを紹介していこう。

映画作品のあらすじ

映画作品のあらすじといっても、それほど何か代わるわけではないが、リクが河川敷を訪れることになった理由が異なっている。原作では突如として子供たちに絡まれてパンツを剥ぎ取られてしまったから橋にいたとなっているが、劇場作品においてはさすがにそんなエキセントリックな展開を取り込んでみるのは中々勇気のいる挑戦となってしまう。映画版では積に命令されて、荒川における開発を断固として拒否して占拠している不法占拠者たちを退去させるようにと命じられたことによって、荒川河川敷を訪れることになる。ここが微妙に異なるところだ。映画作品でリクのパンツを剥ぎ取った追剥は鉄人兄弟とステラの2人に奪われたとなっている。原作では名前も知らない子供達から突如として受けた報いからだった。

そんなこんなで原作どおりにパンチを回収しようとしたときに、ニノに借りを作ってしまったことによって何とかその借りを返そうとする為に彼女の願いを受け入れることになる。それは恋を教えること、そうしてリクは成り行きでニノと恋仲になることで借りを返していくため、河川敷に住むことになってしまう。

ここから先はほぼ原作どおりとなっている、リクは河川敷に住んでいる変人達に振り回されるような生活を送ることになる中で、ここには自分の居場所があると思うようになってくる。しかしそんな陸の安寧した考えを打ち砕かれるように河川敷の工事は進行しており、強制退去を敢行する日が迫っていた。それは同時にニノが金星に帰る日でもあるため、リクは決断に迫られるのだった。

スタッフについて

劇場作品となっているが、大まかな主要スタッフはテレビドラマとほぼ変わっていないため、テレビドラマの世界観を生かした内容となっている。

  • 監督・脚本:飯塚健
  • 製作:田口浩司・大月俊倫・村松俊亮・辰巳隆一
  • プロデューサー:宿利剛・杉山剛・丸山博雄・石田雄治・宇田川寧
  • ラインプロデューサー:本島章雄
  • 共同プロデューサー:倉重宣之・松本整
  • 制作プロデューサー:柴原祐一
  • 原作:中村光
  • 撮影:相馬大輔
  • 美術監督:相馬直樹
  • 編集:飯塚健、木村悦子
  • キャスティング:田端利江
  • 音楽:海田庄吾
  • VFXスーパーバイザー:小坂一順
  • スタイリスト:横田勝広
  • ヘアメイク:内城千栄子
  • 照明:佐藤浩太
  • 装飾:野村哲也
  • 特殊造形:百武朋
  • 美術デザイナー:佐久嶋依里
  • 録音:田中博信
  • 助監督:原桂之介
  • 製作:AUTBパートナーズ
  • 制作プロダクション:スモーク
  • 制作協力:タブ
  • 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • 宣伝:ショウゲート

最後に

荒川アンダーザブリッジ、こちらの作品を知っている人、知らない人でもいかがでしょうか。世間一般的に述べられているホームレスというイメージからかなりかけ離れている世界観であるということを良く理解していただけた事は確実でしょう。ある意味で最強かもしれませんが、その分内容はかなりコアなものとなっているので、好き嫌いを分けるかもしれませんが見てみれば面白さを理解できるかもしれません。

単純に笑える作品である事は確かとなっているので、この気に原作やアニメ、またはドラマや映画を見て綺麗さっぱりと嫌なことを忘れて笑ってみるのもいいかもしれません。